公営ギャンブルの種類とそれぞれの特徴

公営ギャンブルは日本公認の賭博のことで、具体的には4つの公営競技と1つの宝くじが含まれます。
改めて公営ギャンブルと言われるとピンとこない人もいる一方で、日本にある程度の期間住んだ経験があればテレビのコマーシャルやチラシ、広告などで一度はその存在を目にしたことがあることでしょう。
なお、日本国内において賭博行為は基本的に禁止されている点には注意が必要です。
友達と、知り合いと賭博を勝手にすることは許される行為ではありません。
絶対にやめましょう。

公営ギャンブルとは

ただ、すべての賭博が禁止されているわけではありません。
日本国内でプレイすることが正式に許可されている賭博こそが公営ギャンブルです。
そして、その中には前述したとおり4つの公営競技と1つの宝くじが含まれ、そのいずれも異なる政府の管轄となるもののどのギャンブルを利用しても法律で罰せられることは日本国内である限りありません。
つまり、日本という国は実は世界的に見てもギャンブルが盛んな国と言われています。
ただし、この公認ギャンブルの中には一般的な賭博としてイメージされるパチンコやスロットが含まれていません。
また、カジノについては現状日本では認められていないので、危ない賭け事には注意しましょう。

■競馬

そんな公営ギャンブルに含まれる競技を改めて説明すると、まず競馬があげられます。
競馬というのは、騎手が馬を走らせて順位を競うレースであり、そのレース結果を予想することで楽しむ競技です。
公営競技の中では最も知名度が高く、歴史も最も長い存在です。
そして、ファンの年齢層も広くレースをギャンブルとして楽しむだけでなく、馬の姿を見ること自体を楽しむ人も多くデートや家族でのお出かけなどライトな感覚で楽しむ人がファン層の厚さが特徴です。
その監督は農林水産省となっており、日本で正式に楽しめるギャンブルのひとつです。

■競艇

また、馬ではなくボートで順位を競うレースを行う競艇も公営競技に含まれます。
楽しめる場所が少ない分これまでその存在はややマイナーとされてきましたが、近年ではSNSの普及などにより若者層の競艇ファンが増えつつあり、その活気が増しつつある今注目の存在です。
特に「水上の格闘技」とも呼ばれる独特なレース展開はほかの競技では見ることはできないワクワク感をくれると、ハマる人も多いです。
そして、競艇については国土交通省の監督になっています。

■競輪

さらに、自転車で順位を競うレースを行う競輪も公営競技のひとつです。
公営競技の中で唯一人の力のみでレースを行うのが特徴で、展開や見どころが他の競技とは大きく異なります。
また、ほかの競技と比べて予想を当てやすく人の力によるものが故の見ごたえは初心者から長年のファンまで多くの人に愛され続けています。
それゆえに、イベントやコマーシャルなどのメディアへの登場回数が多いのも特徴で、経済産業省が監督している競技です。

■オートレース

加えて、バイクの着順を競うレースを行うオートレースも公営競技に含まれます。
オートレースに使用するバイクは形が特徴的で、人気レーサーも多く競技としての知名度も高い、こちらも競輪同様経済産業省監督となっています。
これら4つの公営競技に加えて宝くじを加えた5つの存在が日本における公営ギャンブルです。
なお、いずれを楽しむにしても当然負けるより勝ちたいという気持ちをもって望む人が多いことでしょう。

負けてしまったときの原因はすべて自己責任

ただ、勝ちに囚われすぎるとひとつひとつの競技を楽しむ余裕がなくなってしまいます。
あくまで賭博は「レースの勝敗」に賭けているに過ぎません。
つまり、負けてしまったときの原因は自分の読み違い以外になく、すべては自己責任です。
その勝率をあげるには、還元率などにこだわりできるだけ勝てるよう工夫を凝らすことも重要です。
ただ、いずれの公営競技においても賭博ということ以上に純粋にその競技を見ることを楽しみにしているファンも多いです。
そのことを忘れて暴言を吐いたりゴミをポイ捨てするなどのマナーの悪い行為は周囲に迷惑をかけてしまいます。
勝っても負けても楽しむことができるのが本来の楽しみ方です。
お金だけにとらわれず、競技へのリスペクトを忘れずに盛り上がる気持ちを大切に楽しむことを必ず心がけましょう。

まとめ

なお、現状は4つの公営競技に加えて宝くじを加えた5つの存在が日本における公営ギャンブルではありますが、日本では近年カジノ建設などの話題が盛んに議論されています。
その事実を耳にしたことがある人も多いことでしょう。
賛否両論があるカジノ建設の話がまとまるのにはまだまだ時間がかかると予想されます。
しかし、すでに多くのギャンブルが楽しまれている日本では、その存在が公営競技に加わる可能性は高いと言えるかもしれません。
その際にもこれまでもギャンブルを上手に楽しんできた日本人らしく海外から、あるいはギャンブルを楽しんでいない人から恥ずかしい存在と思われることがないよう良識をもって楽しむ必要があります。